打撲の原因と治療例について
打撲とは、物にぶつかるなどなんらかの衝撃を受けたことにより体の一部に起こる筋肉損傷のことを言い
人や物にぶつかる可能性の高いスポーツ(ラグビーなど)や、ボールを使ったスポーツ(サッカーやバレーボールなど)でよく起るようです。
皮膚や、その下の軟部組織と言われる筋肉・筋膜・腱・血管などが損傷を受けるため、皮膚と筋肉の間に出血や炎症が起こり、「打ち身」と呼ばれることもありますね。
強打した部分は、内出血によって皮膚が変色し、最初はいわゆる青あざになることが多いですが、時間が経つにつれて色が変わり、治って行くようです。
打撲は体のどこにでも起こる可能性がありますが、損傷部位によって症状や対処法も違い、特に頭や目・顔に衝撃を受けると、出血や意識障害などの重大な症状に発展することもありますね。
打撲のよくある原因
転んだとき
物や人にぶつかったとき
スポーツ中
暴力を受けたとき
○太ももの打撲(大腿部打撲)
○目の打撲(眼窩打撲)
○頭の打撲(頭部打撲)
○顔の打撲(顔面部打撲)
急いで動いて転んだり、体を机の角や物にぶつけたりしたとき。スポーツ中であれば、選手同士でぶつかったり、競技で使用するボールや用具が体に当たることで打撲となります。
いずれもスピードのある動作をするときに起こることが多いので、それだけ衝撃も大きく、炎症や腫れも内出血に伴い発生しますね。
肉離れの治療例
内出血している場合は、患部の軟部組織(筋肉・筋膜・腱・血管など)が血液によって損傷を受けるため、まず冷やして圧迫します。
内出血や腫れが見られない場合は患部の周りに鍼による刺激と指圧をし、血流が回復するよう促します。傷付いているのは患部の筋肉ですが、鍼治療では体全体を巡っている気血のバランスを正常にすることも重要と考え、患部だけではなく全身を見て治療します。