ささげ治療室

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自律神経失調症について

自律神経失調症の原因と治療例について
自律神経は内臓、血管、皮膚などの運動と、ホルモンや消化液等の分泌を支配する神経で、心拍数、体温、血管の収縮・拡張など、生物が生きるために必要な体の調整を行っています。
例えば食事にかかわる部分なら、交感神経が働くと胃腸の消化運動が抑制され、逆に副交感神経が働くと胃腸の運動が活発になりますね。
この自律神経のバランスが崩れて起こる症状が自律神経失調症です。
だるい、疲れやすい、吐き気やめまい、頭痛、便秘・下痢を繰り返すなど、数多くの症状が見受けられるようです。

●自律神経失調症の兆候
内臓に原因がある自律神経失調症の方は、腹部の筋肉が硬くなっている事が多いですね。
また、腹部に触れられると吐き気などの不快な症状が生じるため、腹部に触れられるのを嫌がる傾向があるようです。

●食生活で気をつけること
自律神経失調症の治療において食事は重要ですね。
鍼による施術で自律神経のバランスを整えながら、栄養のある食事を心がけましょう。
神経の働きを正常に保ってくれるのが、豚肉やサバ、イワシなどに含まれているビタミンB群です。しかし日常で強いストレスを感じることが多いと、急激に体内のビタミンB群が消費されていきます。
また、ストレスを感じると副腎という臓器からストレス耐性をアップさせるホルモンが分泌されますが、このホルモンの材料として欠かせないのがビタミンCです。
ビタミンAやEも自律神経をコントロールし、症状を緩和させる効果があるようです。
他にも、小魚や乳製品に含まれているカルシウムはイライラを鎮め、不眠を解消する効果があり、しっかりと栄養を取り、しっかりと身体を休めるようにしましょう。

自律神経失調症のよくある原因
自律神経失調症の原因には内臓、とりわけ消化器系の内臓(胃や腸など)の問題があるようです。
自律神経失調症イコール内臓の不調である、と言い切っても過言ではないようです。
出現する症状はさまざまですが、食欲不振にそもそもの原因があると考えるべきでしょう。
また、自律神経失調症には、心理的な不安、恐怖心など心因性の要素が強いケースもあるようです。

自律神経失調症の治療例
自律神経失調症に対する施術の中で、特に重要なポイントになるのが、胸椎や腰椎の棘突起(背骨の中央にある大きな突起)を指圧する手技です。
交感神経も副交感神経も、根本の部分は脊髄の中にあるため、胸椎と腰椎を刺激することで、交感神経と副交感神経に影響を与えることができるようです。
しかも、脊柱の両脇には交感神経が通るパイプのようなものがあり、内臓につながる反応点も並んでいるため、このラインを刺激することで交感神経と副交感神経のバランスを取り戻すことができるようです。
また、肩甲骨の内縁を刺激する手技・鍼刺激も重要なポイントですね。
肩甲骨の内側にある反応点は万病に効く反応点で、特に自律神経失調症に対してはめざましい効果を発揮します。
なお、自律神経失調症に対するこの施術は、更年期障害にも有効なようです。



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