ささげ治療室

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下痢症について

下痢症の原因と治療例について
下痢症は、1日に3回以上(一般に普通とされるよりも多い回数)の軟便または水様便の排泄と定義されているようです。
下痢症は、通常、腸管における感染症状で、さまざまな細菌、ウイルス、寄生虫によって引き起こされますが、感染は、(原因物質で)汚染された食べ物や飲み水、粗末な衛生環境が導く結果として、人から人へと拡がります。
また、大腸の水分を吸収する働きが抑制されると、下痢の症状を引き起こし、便秘症と同じく、下痢症も自律神経の失調が関連しているようです。

下痢症のよくある原因
急性の下痢は食中毒、赤痢、急性腹膜炎などによって引き起こされる場合もありますが、大半は細菌やウイルスの感染による急性腸炎、急性の胃腸炎、消化不良性の下痢のようです。
感染性の急性腸炎、急性の胃腸炎などは、体の防御システムが正常に働いた結果だと言える症状なので過度に心配する必要はないようです。
慢性の下痢は、腸結核やアメーバ赤痢などの感染性の腸の病気、大腸がん、潰瘍性大腸炎などによるものもありますが、慢性の下痢の大半は過敏性腸症候群と呼ばれる疾患です。腸には異常がないにもかかわらず、精神的なストレスに腸の働きが影響され、便秘や下痢になってしまうものを指します。
また、胃にものが入ると、その刺激をきっかけに大腸が収縮し、便を直腸へ送り出そうする働きがあり、これは胃・結腸反射と呼ばれ、この反射が正常に機能しなくなっていることも原因の一つになるようです。

下痢症の治療例
治療にあたり特に大切なのは、顎のエラより少し頬側に入ったところで、歯をかみしめた際に筋肉が盛り上がる場所にある反応点への刺激です。
実は、この反応点には胃壁の運動を調整する働きがあるようです。
その他にも、手首周りの反応点、膝下にある胃へ影響を与える反応点、脾臓に関連する反応点を中心に施術を行います。
胃腸の痛みや状態を整える作用や抗ストレス作用のある施術です。
また、肘周りにある反応点への施灸も極めて効果的です。
下痢症の治療においても、便秘症と同様に自律神経のバランスを整えることから始めます。
最初に自律神経を刺激すると治療効果が高くなります。
症状が落ち着くまでは間を空けない治療をお勧めします。



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